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講義名 現場力とコミュニケーション
目的 1.自らの臨床実践の仕方を、他者のそれと対比させることを通して理解する。

2.実践知に関する文献的な知を手がかりとして、具体的な実践の営まれ方の理解を深める。

3.医療現場において、実践知ともいえる「現場力」が何によって成り立っているのかを理解する。
内容 本講義では、次の2つの切り口から現場力を深めます。1つ目(前半)は、自分自身の経験を事例としてまとめ、そのプレゼンテーションと議論を通して、実際の臨床実践という営みに基づいた現場力を議論することを目指します。この議論を通して、自分自身がこれまではっきり自覚せずに行ってきた経験を言語化し、自らの前提を問い直したり、新たな視点でその経験を意味づけることを目指します。この言語化の作業は、次の文献学習とも関係させながら進めていきます。2つ目は、現場力に関連する概念を、参考書(文献)として提示した著作や論文を読み解くことを通して理解します。参考書等は初回の授業で提示しますので、10回目以降のグループ討論までに各自で読み込んで下さい。

 このグループ討論では、[1]文献から見出した実践知に関する知見を論評するとともに、[2][1]を手がかりとして授業の前半で提示した事例をさらに深め、現場力がいかに働いているのかを様々な切り口から見出します。 本講義では、次の2つの切り口から現場力を深めます。1つ目(前半)は、自分自身の経験を事例としてまとめ、そのプレゼンテーションと議論を通して、実際の臨床実践という営みに基づいた現場力を議論することを目指します。この議論を通して、自分自身がこれまではっきり自覚せずに行ってきた経験を言語化し、自らの前提を問い直したり、新たな視点でその経験を意味づけることを目指します。この言語化の作業は、次の文献学習とも関係させながら進めていきます。2つ目は、現場力に関連する概念を、参考書(文献)として提示した著作や論文を読み解くことを通して理解します。参考書等は初回の授業で提示しますので、10回目以降のグループ討論までに各自で読み込んで下さい。

 このグループ討論では、[1]文献から見出した実践知に関する知見を論評するとともに、[2][1]を手がかりとして授業の前半で提示した事例をさらに深め、現場力がいかに働いているのかを様々な切り口から見出します。

1.医療における現場力とは オリエンテーション
2.現場力に関わる諸概念 実践知
3.現場力に関わる諸概念 身体知他
4.臨床経験に関するグループ討論(1)
5.臨床経験に関するグループ討論(2)
6.グループ討論の発表(1)
7.グループ討論の発表(2)
8.知覚と行為
9.他者理解とコミュニケーション
10.現場力に関わる諸知見と経験の統合(グループ討論)(1)
11.現場力に関わる諸知見と経験の統合(グループ討論)(2)
12.現場力に関わる諸知見と経験の統合(グループ討論)(3)
13.グループ討論の発表(1)
14.グループ討論の発表(2)
15.筆記試験
教科書 特に指定しない。適宜資料を配布する。
参考書 授業毎に関連する書籍と文献を紹介する。
評価 平常点(80%)、筆記試験(20%)。プレゼンテーション資料やグループ討論への参加度も評価に含める。
コメント ■医療現場の知とは
 医療現場において病いを患う者の治療や援助にかかわる専門家は、それまで積み上げられてきた体系的な知識を応用するだけではなくて、それ以上の力を臨床実践の根底で働かせつつ日々の営みを行っていると考えられます。 この力は、人がより良く生きることができるよう熟慮された行為的な「知」であるのと同時に、日常的な生活を営む中で習慣化されている身体的な「知」でもあり、実践知、身体知、暗黙知などの概念によって説明されてきました。

■実践知とは
 領域を越えて必要とされる知の一般的な有り様を指すものと言われますが、医療現場においては、病者が病いを患いつつもより良く生きることができるよう、そのつどその状況に応じて営まれる実践の力として働きだしていると考えられます。 本講義では、この実践知が、履修者にとっての実践の現場においていかに営まれているのかに注目します。

■現場力とは
 履修者が身を置く場において、その場や場を構成している人々の間に生成する実践のかたちと働きのことをいいます。またこの力は、一方で熟考されつつも、他方でそれとして自覚される手前で営まれていると考えられます。そのため、それができている人であっても、それ自体をいかに働かせて実践を営んでいるのかを言葉にすることは困難です。それがこの力を伝達することを妨げています。

■本講義では、
 参加者との対話と先人の知の吟味を通して、臨床における現場力を掘り下げつつ言語化することをめざします。この言語化は、現場力にかたちを与えるとともに、参加者の実践力や対話力を養う機会にもなると考えます。
Copyright 2010, 寄稿する作者による. 引用/出所元. 池田光穂. (2007, June 05). シラバス. Retrieved September 22, 2017, from Osaka University Open Course Ware Web site: http://ocw.osaka-u.ac.jp/communication-design-center-jp/practical-communication-for-huma-care-jp/syllabus-jp. この作品は次のライセンスによっています: Creative Commons License Creative Commons License