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講義名 臨床コミュニケーション入門
目的 1.臨床コミュニケーションという人間活動に関する基本的な考え方について理解する。

2.さまざまなタイプの臨床コミュニケーションがもつ可能性と限界について理解する。

3.臨床コミュニケーションに関する「知」に基づいて、日常生活におけるさまざまなコミュニケーション不全(ディスコミュニケーション)を発見し、具体的な解決方法を見いだすことができる。
内容

授業の前半は、臨床コミュニケーションに関する概略を学びます。毎回さまざまなタイプの臨床コミュニケーションについて特色を明らかにし、それらの可能性と限界について学習します。後半は、前半の授業で示された臨床コミュニケーションのタイプの中から、受講者の日常生活の中から身近な事例を採集し集積したものを、いくつかのカテゴリーにわけ分類します。そして、いくつかの判断基準にもとづいて典型的な事例をグループディスカッション形式で検討した上で、発表会をおこないます。事例の収集に関する技法の他に、分析手法や研究調査の倫理などについても同時に学びます。


1.オリエンテーション、臨床コミュニケーションとは
2.異文化間のコミュニケーション
3.医療現場のコミュニケーション
4.専門家(医療者)と非専門家のコミュニケーション
5.介護をめぐるコミュニケーション
6.世代間のコミュニケーション
7.紛争におけるコミュニケーション
8.裁判をめぐるコミュニケーション
9.プレゼンテーションの方法
10.グループディスカッション(1)
11.グループディスカッション(2)
12.グループディスカッション(3)
13.グループディスカッションの発表(1)
14.グループディスカッションの発表(2)
15.筆記試験

教科書 Not Specified
参考書 webpge
評価 平常点(80%)と筆記試験(20%)。講義で学んだことを後半の実習に反映させるために特に出席点と授業に対する貢献度(質問やコメントを積極的におこなう)を重視します。
コメント ■臨床コミュニケーションとディスコミュニケーション
 臨床コミュニケーションとは、人間が社会生活をおこなうかぎり続いてゆく、ある具体的な結果を引き出すためにおこなう対人的コミュニケーションのことを言います。
 今日の細分化された専門領域において、専門家どうしは専門用語を駆使する概念的な理解つまり認識知に基づいてコミュニケーションをおこなっています。このような高度な専門知識は人間生活を向上することに貢献しましたが、他方で別の領域の専門家や一般の人々との円滑な交流や相互理解の妨げの原因にもなっています。
 あることを理解するということには、認識知の他に、臨床コミュニケーションにもとづく臨床知や実践知という別種の「知」があるにもかかわらず、この事実が忘れられているのです。このような「知」の不十分な理解にもとづくコミュニケーションの失敗や不全を、私たちはディスコミュニケーションと呼んでいます。

■本講座では
 このような「知」のあり方を自覚するために、様々な専門領域の大学院生どうしの討論をおこないます。各自が専門領域以外の者と円滑にコミュニケーションを図る能力、プレゼンテーション能力、および社会的判断力を身につけることを通して、ディスコミュニケーションを解消するための具体的なスキルの学習を目指しています。

■具体的には
異文化間、医療現場、世代間、裁判等々における臨床コミュニケーションの特徴と課題を理解するとともに、参加者が自分たちの生活の場面からディスコミュニケーション事例を持ち寄り、そのプレゼンテーションと解決のための討論を通して、各領域におけるコミュニケーションの可能性と限界を明らかにします。そして、この臨床コミュニケーションの将来の課題を皆さんとともに模索してゆきます。

■さらに学びたい人は
 第2学期に開講する「現場力とコミュニケーション」、夏期集中講義の「ディスコミュニケーションの理論と実践」を受講することが望ましいでしょう。より少人数で、テーマを絞ったグループ討論で、学びを深めることができます。
Copyright 2010, 寄稿する作者による. 引用/出所元. 池田光穂. (2007, June 05). シラバス. Retrieved September 20, 2017, from Osaka University Open Course Ware Web site: http://ocw.osaka-u.ac.jp/communication-design-center-jp/introduction-to-human-care-in-practice-jp/syllabus-jp. この作品は次のライセンスによっています: Creative Commons License Creative Commons License